利用者さんのリハパンが濡れてても放置するのは介護放棄であり虐待です!【送迎あるある】

今回はご家族さんが利用者さんに対して、
介護放棄(ネグレクト)をしているという話について考察していきます。
自分が経験したことではないので伝聞からの考察となりますがご了承ください。

①介護放棄の理由
②それでも介護放棄が続く場合

利用者さんごとにどれだけ水分を飲まれるか、
デイで3時間ごとの排泄介助でどれだけ排尿されるかは、
何回かデイを利用していただければ分かってきます。

パットがひたひたになっているのは排泄介助の頻度が空きすぎている証拠ですし、
便がカピカピになっているのも半日以上放置した証拠と言えるでしょう。

利用者さんのご家族で、
「おむつの交換はあなたたちの仕事でしょう? 
だからあなたたちが交換するのは当然じゃない」
と公言する人がいたそうですが、
それまで放置したことで生じるマイナス面を全く考慮していない暴言としか思えません。

まず長時間陰部が濡れ続ける事で褥瘡にも繋がりますし、
感染症のリスクも上がります。

本人にとっても気持ち悪さを感じるでしょうし、
放置されることへの自尊心の低下もあるでしょう。

介護放棄されるような家族から優しい言葉はかけてもらえないから、
自暴自棄になってしまう事も容易に予想できます。

嘔吐を隠すために上着のボタンを珍しくぴっちり上までつけていたという事例もありましたが、
ご家族さんはなぜ嘔吐が起きたかの原因も対策もしていないでそのままにしていたでしょうから、
また嘔吐する可能性が高いでしょう。

家で生活されてる利用者さんで痣や怪我が突如増えた場合も要注意です。

利用者さんが自分で歩き回ってつけた怪我や痣ならともかく、
もしかするとご家族さんが意図して利用者さんに痣や怪我を作らせた可能性があるからです。

そうなってくるとネグレクトだけの問題ではなく、
身体的虐待の考慮も必要になります。

介護職員は責任を持って利用者さんをデイサービスに送迎しますが、
送迎するまではご家族に利用者さんの介護をする責任があるはずです。

その責任を全うせずに全て介護職員に丸投げし、
尻拭いをさせるご家族さんは自分勝手としか思えません。

https://twitter.com/aranonon/status/1259989256245612544
https://twitter.com/aranonon/status/1260023023458856960
https://twitter.com/m9QTMaR4nE4uOY7/status/1260301234323386368

①介護放棄の理由

面倒なことはやりたくないとか、
汚いものに触りたくないとか、
一切関わりたくないとか、
ご家族さんも人間ですから様々な感情、
状況があるのは否定しませんが、
お金をかけたくないけど介護はしたくないというのは単なるわがままです。

家族で介護を分担する事で経済的な負担は軽くなりますから、
ケアマネージャーにしっかりと相談して何が問題なのか、
どこまでしなくてはいけないのかを把握しましょう。

デイサービスでの事は介護職員が責任を負いますが、
家庭での利用者さんを見てあげられるのは家族だけなのですから。

仕事や学校など、
様々な事情で関わりたくないと思っているかもしれませんが、
できることはあるはずです。

できることを積み上げていく事でしか、
介護は成立しません。

ご家族さんに対して全てを完璧にやりなさいといっているのではなくて、
できることを増やしていきましょう。

無理だと思うのではなく、
嫌だではなく、
勘弁してくれと音を上げる前に、
どうすればいいか考えましょう。

そうして考え抜いた事で見えてくることがあるはずです。

非協力的だった家族が、
少し助けてくれるようになったとか、
自分の親のことが違って見えるようになったとか。

こうした変化、気づきは、
後々とても大切になるでしょう。

②それでも介護放棄が続く場合

ご家族さんがいるにも関わらず、
利用者さんへの介護を一切行われないという状況はどうしたら防げるでしょうか?

私が思いついたのは、
契約の段階で目に余る介護放棄が続いている場合、
保険外サービスとして別料金を徴収するよう明示すれば、
リハパンが毎回便失禁の時点で警告し、
次回以降も続くなら保険外サービスとして請求する流れを作ることで、
お金を払いたくないから送迎前に仕方なくでもオムツ交換をするご家族は出てくるかなと。

それでもやりたくないのであれば、
保険外サービス料金を払えばいいし、
お金は払うが介護はしたくないというのであれば、
訪問介護などヘルパーさんを呼んで、
送迎前に体を清潔にさせてあげれば解決します。

ポイントは訪問介護などで支払われる金額よりも、
大きい金額を保険外サービスとして徴収することです。

そうすることでご家族さんにはお金で解決するか、
手間を取るか選べるわけですから、
一週間の内一日程度ですが介護放棄を防ぎやすくなるかと。

ご家族さんとしてはそんなお金のかかる事業所ではなくて、
何でもハイハイと聞いてくれる都合のいい事業所に契約を変更したいと思うでしょうから、
地域全体としてネグレクトを防ぐ取り組みの一環で、
そういった仕組みを作っていくことが大事かと考えます。

ネグレクトだから地域包括センターに相談案件なのかもしれませんが、
ご家族自らが
「お金がかかるから、仕方ないからオムツ交換するか」
という意識に向かえれば事態は変わっていくでしょう。

変わらなかったらそれこそ地域包括支援センター案件でしょう。

介護職は利用者さんに寄り添うことが仕事ですが、
介護職だけが寄り添えばご家族は介護放棄していいはずがありません。

知恵を絞って、頑張っていきましょう(^^♪