介護現場における新人いじめへの対応方法【信頼できる先輩を見つけよう】

先日、
今の職場のホーム長から、
「休憩室のトイレを使っていると、
休憩室から他人の悪口が聞こえてきます。
いない人の悪口を言うのはやめましょう」
というアナウンスがありました。

昨日も突然派遣さんが2人休んでしまったため、
現場はギリギリで動いていましたし、
よく休む人が何人かいて、
その人への愚痴が出るのは仕方ない部分もあります。

ただ、
これが業界未経験の新人さんが入社してくると、
とたんに皆の話題が新人さんに集中します。

①新人はターゲットにされやすい
②ベテランは新人をフォローするのが仕事
③新人はできることを増やしていこう
④いじめる人とは距離を置こう

①新人はターゲットにされやすい

今まで働いていた職員の中で一定の共通理解がされてる中、
新人さんが業界未経験で要領が悪かったりすると、
ベテランの職員などから一斉に愚痴の対象になったりします。

挨拶ができないから始まり、
メモを取らない、
言われたことを「はい」と言うが理解していない、
自ら分からない事を確認しようとする姿勢がない、
利用者さんから早速クレームが出た、
遅刻が目立つなど、
これらをコンプリートする新人さんは愚痴、悪口の対象になるでしょうから、
新人さんも悪い点は改善していただきたいですが、
先輩職員、ベテランさんが本人のいない場所で本人の悪口を言うのは、
どの職場に行っても変わらないあるあるだと思っています。

前の現場でもいない人の悪口を言う職員さんが複数いて、
若手の女性職員さんがそれが嫌で退職を決めたという話を聞きました。

経験年数一年以上の女性職員が、
自分が悪口の対象になっていなかったとしても職場環境が嫌になって辞めたのですから、
新人が悪口、愚痴の対象になっていたとしたら、
それ以上に殺伐とした状況に追い込まれるのは容易に想像できます。

②ベテランは新人をフォローするのが仕事

介護現場は、
先輩職員が指導するスキルが足りないと言われます。

給与が安かったり職場環境が悪い事に嫌気がさして、
経験者が退職してしまうことで、
残った職員で回していかなくてはいけないため、
在籍している職員で介護福祉士が多くなかったり、
多かったとしても指導する教育を受けずに指導していることもままあります。

そうなると、
新人への教育が十分に提供できなくなるため、
新人の成長が遅れてしまいます。

人手不足、新人教育の体制が不十分であること、
そして新人が未経験であればマンパワーの余裕がなくなって、
「つかえない新人」へのいじめが起こりやすくなってしまいます。

私が2月から働き始めた今の有料老人ホームも、
先輩職員が忙しさからかいつのまにかどこかへといなくなってしまって、
利用者さんのただなかに取り残されてしまうということがしばしば起こりました。

今何をしなくてはいけないのか、
利用者さんのADLは、
先輩について動いたほうが質問できるため理解が進むと思うのですが、
その先輩がいないという現実に、
これは大変な現場だなと思ったものです。

私ももう一人の新人も業界未経験者ではなかったため、
衝撃を受けつつもそれに順応していこうと腹をくくって、
職員を見つけ次第、質問して、
状況を把握していきました。

先輩も教えてあげられない事を謝ってくれたので、
職場の忙しさはありながらも人間関係は悪くありませんでした。

しかし中には、
新人がいても先輩が仕事に追われて、
新人への教育がまったくされないという現場もあるといいます。

新人への教育を一切しないで、
新人が利用者さんの状態や現場の仕事の流れを学んでいけると本当に思っているのでしょうか?

忙しい時間帯があるのは分かりますが、
新人を採用するのであれば事前に新人を教育する体制を作り上げておきましょう。

新人がそれを見ればある程度動けるというところまで、
最低限必要な情報から整理していきましょう。

そして先輩職員が新人を指導する段になったら何から教えていくかを事前に準備したりして、
新人が委縮しないようにしましょう。

先輩は教育をしながら現場を回していかなくてはいけないため大変でしょうが、
新人は何も知らないという状況から入るため、
新人を段階的にフォローしていくことを意識することが大切です。

また、できることが前より増えたことを認めて評価をしましょう。

利用者さん一人一人への対応に時間がかかっているとしたら、
すぐに「早くしてね」と切り捨てるのではなくて、
利用者さんへの関わりが多い事を一旦は認めましょう。

効率化を重視しすぎて利用者さんへの関わりを最低限にしているより、
利用者さんを尊重した対応で利用者さんから好かれる対応であるなら、
それを認めた上で
「もう少しだけ時間を意識していこう」とか、
「声かけの方法を工夫してみよう」とか、
先輩職員がフォローしなくてはいけないならばフォローするなど、
時間効率のみを考える仕事の仕方から、
利用者さんが何を求めているのかを考えて、
それに沿った介助か見直してみましょう。

もしかしたら新人さんの方が、
先輩職員よりも良い介助をしているかもしれません。

③新人はできることを増やしていこう

20代前半の新人だと社会人経験がまったくないため、
仕事のやり方をまったく分からないところから始めなくてはいけないでしょう。

介護の知識も経験もなければ様々な事が分からなかったりするため、
利用者さんや職員から認められないこともあるかもしれません。

その上、先輩が丁寧に教えてくれないとなったら入社早々気分が落ちてしまうかもしれませんが、
職員さんの中に素直に尊敬できる人や、
信頼できる人をまずは見つけることが大切です。

先輩職員から指導されているのであればそれを受け入れつつ、
信頼できる先輩、
話しやすい先輩を見つけて、
その先輩に何からできるようになったらいいですかと聞きながら、
信頼関係を作り上げてください。

それが上司ならそれでも構いませんし、
コミュニケーション能力が高い人なら全職員に話を振ったりしながら現場の事を覚えていけるかもしれません。

ですが私も20代の頃は今以上に段取りがグダグダで、
何をすればいいのかも、
何が大切かも見極めようとしなかったため、
数々の失敗をしてきました。

人間はある程度、
またはたくさん失敗しながら学習していくので、
失敗しないようにしようと心がけることも大切ですが、
それ以上に現場で求められていることを確実にこなしていくことが大切です。

いきなり全てできるようにしろと現場の先輩が求めることはまずないですし、
できるわけがないので、
一つ一つ確認しながら、
確実にできることを増やしていきましょう。

④いじめる人とは距離を置こう

新人さんが現場で認められていくことでいじめは減るはずですが、
ごく一部のお局さんや先輩職員のグループはもしかしたら、
いじめをしても構わないような、
文句を言わない人、
常に叩ける人を探しているかもしれません。

そうなると新人さんに問題はなくて、
現場の先輩らに問題の根幹があるという残念な現場となります。

あなたが信頼できる先輩や上司に相談して、
どうすればいいかを考えておきましょう。

上司がいじめに関わっているのならば、
上司の上司に相談したり、
会社の通報窓口に電話したりして、
部署の異動も含めて、
現状に対してあなたのつらくない職場になれるように対策をしておきましょう。

どんないじめかによりますが、
証拠を動画や音声で取っておけるなら、
録画や録音しておいていざというとき自分の立場を補強できるようにしておきましょう。

日記も書いておくことで、
日々の状況を詳しく証拠として残すことができます。

そして、
どんな対策を行っても変わらなかったとしたら、
転職活動を始めましょう。

あなたがその現場で頑張らなくてはいけない理由はさほどありません。

そこまで職員間の煩わしい関係を改善することよりも、
利用者さんへの関わりを増やした方が利用者さんのためであり、
あなたのためでもあります。

行動には期限を定めて、
サクサク動きましょう。

職場の先輩や利用者さんとコミュニケーションをしていくことで、
評価されていきますから仕事が楽しくなるはずです。

職場にいじめの温床があることが殆どかもしれませんが、
自分はそうならないようにしようと心に誓いましょう。

自分が楽しく働ける現場を目指してください。

頑張って(^^)/