利用者本位の介護をするために必要な事【客観的に見るためには】

介護職に向いている人はどういったスキルを持っているかについて、
以下の記事で紹介してきました。

介護という仕事をやりがいで選ばなかったあなたに【利用者さんに向き合っていますか?】

介護職に向いている人になるための仕事術【現状維持に甘えるな】

今回は残り5項目について紹介いたします。

⑤客観的に人を見れる能力がある人

現場では問題ないとされていても実はコンプライアンス違反だったり、
社会的な通念には合わないことだったりすると後で問題になりますので、
注意が必要です。

「~ちゃん」と利用者さんに話しかけるのも、
利用者さんとのコミュニケーションが成立していて、
周囲に人が殆どいない状況では許される場合もありますが、
ご家族の前だったら利用者さんを「~ちゃん」とは言わないですよね? 

そういったバランス感覚を持っていることが必要です。

ご本人が了解して楽しんでいるとしても、
時と場合を考えていきましょう。

また楽をしたがる人は、
何でも楽になるように頭を働かせるため、
客観的にものを見ようとはしません。

人に何か提案されたとしても、
それが利用者さんにとってメリットがあるかではなく、
自分の作業量が増えるかどうかでしか考えず、
増えるとしたら一生懸命否定的な材料を探して反論します。

そんな人が客観的な意見を言えるでしょうか?

まず言えません。

意見を言うとしたら、
自分に都合のいい意見しか言わないものです。

なので他の職員から何か利用者さん目線で意見を言われた場合、
「めんどくさそう」と思ったら、
一旦自分の利益を度外視して考えられるかが大事です。

本当にその提案に意味があるのなら、
それが達成されるためには何が必要かを考えてみることです。

職員の負担を無視して、
あるべき姿から考えてみましょう。

実際できるかどうかは後で考えましょう。

そして大枠を決められたら、
あるいは決められなくても他の人に意見を聞きましょう。

職場で知識や経験があり、
前向きな人に聞くのがいいです。

複数の人から意見をきいて、
どうあるべきかをブラッシュアップさせましょう。

そこまでくれば、
客観的な意見にできるはずです。

⑥精神力がある人

働いていく中で理不尽な目にあってしまうのが介護職です。

まっとうな利用者さんが殆どですが、
わずかですが暴力や暴言をされる方、
同じ質問を何百回とする方、
尿失禁や弄便、離設にも対応しなくてはいけません。

また忙しい職場であれば人間関係もより悪くなっています。

この現場で働き続けるのであれば、
ある程度の精神力が必要となります。

それでは精神力はどうやって身につけばいいでしょうか?

精神力は体力のように目に見えるものではないため、
経験していく中で身についてゆくものとなりますが、
ある程度までは自分で準備できます。

まずは自らを大変な状況に追い込むことで、
自分にプレッシャーをかけることができますので、
精神力が養われます。

大変な事に自ら飛び込むことで精神力以外にも様々なスキルが身につきますし、
経験値が増えるため想定外のことにも対応しやすくなります。

たとえば同じ話しかしない利用者さんに対してついいらだってしまうとするなら、
どうして苛立ってしまうのかを考えて、
その利用者さんの経歴を確認したりして、
自分がどういう状況になったら苛立つのかを理解すれば、
次同じような状況になった時に心の準備ができているため、
少し気持ちが和らぎます。

その上で、
利用者さんに対応したり、
どうしても苛立ちそうなときはその場を他の職員に任せたり、
持ち場を離れたりすれば、
自分の気持ちをコントロールできるようになるでしょう。

肉体を鍛えることで精神も養うことができます。

今まで運動したことがめったにない人なら尚更、
運動したほうがいいでしょう。

疲れが怒りや苛立ちなどを飛ばしてくれます。

自分の気持ちをトレーニングしていきましょう。

⑦世話好きだけど、世話を焼きすぎない人

もしあなたが世話好きでないとしたら、
利用者さんが何を求めているのかをまずは把握しましょう。

利用者さんのことを何も知らないならば話しかけて、
同じ時間を共有することで相手の性格などが分かってきます。

次に他の職員がどんな援助をしているのかを把握しましょう。

自分が気づかないことでも、
他の職員が気づいていることは多々あります。

自分が気がきかないならば、
他の職員の行動から学んでください。

利用者さんとコミュニケーションが十分にとれるようになれば、
徐々に利用者さんに意識が向くことができるようになります。

相手がどこまで求めているかが分かれば、
介助しやすくなります。

ただし過剰に介助しすぎると、
今度は利用者さん自ら車椅子で自走しようとか、
歩行器で歩こうとか、
トイレで立とうといった意識が希薄になってしまいます。

結果、利用者さんの自立度は下がり、
職員の負担は増えてしまいます。

介護の根底に自立支援があるにも関わらず、
時間に追われて利用者さんの自立支援を行わないことで、
双方に不利益が発生しているのが今の現場です。

リスクを避けたいから援助をするという場合もあるでしょうが、
利用者さんが十分に一人でできることは一人でしていただけるよう、
職員全体で声かけに力を入れていきたいものです。

相手ができないことに対して介助をするのは、
節度を保っているならばいいかと思います。

あまりにもその人にばかり時間を掛けていいのかという問題もあるので、
利用者さんの要求をどれだけ受け入れるかは職員間で話し合う必要があります。

⑧相手の話を聞く人

相手の話を聞くためには、
自分が何かの作業に追われていなくて、
その人と他愛のない話をする余裕がある必要があります。

次に相手がどんな人かを把握したうえで、
相手に合わせて話を振ったり話を聞いたり、
コミュニケーションをしていきましょう。

お喋り好きな人には話を聞いてさしあげればいいですし、
静かに過ごされている人には、
相手の性格を推し量りながら気を使っていくことで仲良くなれると思います。

認知傾向が強まって何を言っているのか分からない方に関しても、
どういう時にどういう反応をするのかを観察しながら声かけ、
介助をしていくことで、
感情を知ることはできます。

何を言っても伝わらないから話しかけるのはやめようと思うのではなく、
定期的に言葉かけを行っていきましょう。

貴方が関わろうと決めて、
話しかけてみたり話を聞いてみたりすることで相手の態度が変わる時が来ます。

⑨仕事とプライベートの切り替えができる人

職場で嫌な事があったとして、
それをパートナーや友人に話してストレスを解消できるならばいいですが、
相手と時間が折り合わないなどの理由でストレスを解消できない場合はどうすればいいでしょうか?

もしくは仕事先の残タスクがありすぎて、
家に帰ってきてもそのことが頭から離れないとか、
仕事先に行かなくては解決しないのに、
家でいつまでも考えてしまうとか、
職場で怒られて、
ずっとそれを引きずってしまうとか。

そういった人に質問させてください。

心配事は家で解決する可能性がありますか?

あるならば考えても構いませんが、
あまりないようでしたらすっぱりと考えるのを止めて、
好きな事をするのがいいと思います。

あなたが夢中になれることや楽しい事に時間を使いましょう。

問題が解決しないからもやもやするといっても、
解決する見込みがないなら考えていても仕方ありません。

今を楽しみましょう。

それでも気になるようでしたら、
走ったりして運動するのをお勧めします。

頭と体が疲れていないから考えてしまうのです。

運動すると前向きになるホルモンが頭に分泌されるといいます。

ジョギングやウォーキングで気分転換してください。

常に気分転換する習慣を作ることで、
気持ちの切り替えができるようになります。

以上で介護職に向いている人になるために、
何が必要なのか、
そしてどうすれば向いている人になれるかの話は終わりです。

もしかして足りないと思われることもあるかもしれません。

もしこれが必要なのに書いてないと思われましたら、
コメントを書いていただければご返答いたしますのでよろしくお願いいたします。

職場に行くのが楽しくなれるように、
皆さん頑張っていきましょう(^^)/