転職した新人介護士が知っておくべき5つの心構え【自分のマニュアルを作れ】

新しい有料老人ホームの現場で初日を終えて、
今の自分が置かれている現状を再確認したので、
ここでは転職した後、新人の介護士に求められることを書きあげました。

今まで社会人として働いてきたスキルを全て駆使して、
新しい現場でコミュニケーションをしていこうと奮闘しました。

なので本当の新人であれば、
身だしなみや挨拶、言葉遣いはこうしなくてはいけないとか、
気づくためには普段から観察していなくてはいけないため、
「においや声、話し方、病歴なども普段から把握しておくこと」
が大事と言われると思います。

いや観察が大事なのは分かりますが、
今把握しなくてはいけないのはそれ以前なので、
もう少し待っていただけるとありがたいです。

今必要なスキル、対応しなくてはいけないことを列挙しました。

マニュアルがある現場やOJTで先輩職員と同行して、
一緒に仕事を見させていただけるならば色々と学べると思います。

ですが初日、先輩方は教えられる時間、余裕はほとんどありませんでした。

なので、教えられる状況になくてマニュアルもなくて、
その上で新人はどう立ち振る舞えばいいのかを実践したのが今回の記事です。

①報連相
②OJT
③研修と現場は違う
④利用者さんの顔と名前が一致しない
⑤マニュアルがない

①報連相

報連相は社会人として必須のスキルと言われていますが、
実際にどのようにするか考えたことはありますか?

今回研修で言われた「余談」を元に、
報連相を確実に行うための方法を学んでいきましょう。

【相談】

まず講師が言っていたのが、
報連相というネーミングが悪いということ。

本来は、相談をして、連絡をして、報告するべきではないかと。
何かの仕事を振られた時に、
仕事の期限が同時に言われる場合と言われない場合がありますが、
新人が陥りがちなのが、
何をどのようにすればいいか分からないだけでなく、
いつまでに確実にしなくてはいけないかを把握していないということです。

そういった分からないことだらけな状態を解消するために、
まず相談をします。

誰に相談するかというと、
その仕事を振ってきた上司及びリーダーさんに対してです。

どのような仕事をするか、
頭の中ではっきりとしていますか? 

どのような手順でするか分かっていますか? 

いつまでにどのような状態になっているかまでイメージできていますか? 

仕事を始める前にこれらのことを一つでも多くクリアしておかないと簡単に躓きます。

自己管理で勉強が出来なかったり、
やらなくてはいけないことができなかったり、
やらなくてはいけない「気がする」ことを始められなかったりするのは全て、
自分の中でどう具体的に行動していけばやり遂げられるかを、
決めておかないから起こることが多いと思います。

仕事は相手が求めていることを行う事、
行えるようになることが重要ですので、
仕事を命じてきた上司、リーダーさんに最初に相談しましょう。

【連絡】

次に、連絡が大事です。

研修では、
上司から振られた仕事を実際に現場で行う際に、
現場のスタッフさんに対して連絡を行うことで、
他スタッフさんとのコミュニケーションが生まれ、
連携をしやすくなると言われていました。

言われた仕事が他のスタッフに直に影響を与えることなら尚更です。

「上司から〇〇と言われてきました。
〇〇をするためには▲▲が必要となりますが、
ここから使っても大丈夫ですか?」

上司、リーダー以外の人に確認しなくてはいけない事も沢山あると思います。
自分が分からない事、判断できない事を次々に他スタッフに確認していくことで、
自分が行う仕事を自信をもってできるようになります。

更に他スタッフに確認することでいざというとき他スタッフが声を掛けてくれるかもしれません。

分からない事、確認しなくてはいけないことは他スタッフに、
時間を見つけて確認していきましょう。

【報告】

報告は上司、リーダーに対しての報告です。

終わりました、という報告はもちろん大切ですが、
中間報告も大切です。

「〇〇をしようとしているのですが、
山田花子さんに断られてしまいました。
時間をおいてまたお声がけしたいのですがよろしいでしょうか?」

など、仕事が円滑にいっていない場合や時間がかかりそうな時など、
上司に、リーダーさんに報告するのは大切です。

報告することで上司が状況を把握できるため、
「それだったら今は〇〇をしておいて」など、
新しいやり方を言ってくれるかもしれません。

状況を報告したことで現場で行われている仕事には優先順位があることと、
この場合は何を代わりに出来るかが分かってきます。

以上、相談をまずしましょう。
そして連絡をこまめにして、報告を上げましょうというのが分かったかと思います。

私も研修で講師から言われたことの方法でリーダーさんに相談したり、
報告したりしようとしましたが、
PHSも初日は持てなかったので、
今リーダーさんがどこにいるかもよく分からず、
新人だけで何をすればいいのか分からずに利用者さんの見守りをするという状況もしばしば起こりました。

現場が忙しいが故にOJTができないというのが良く分かる忙しさで、
教育体制は十分ではないのが初日にして分かりました。

②OJT

リーダーさんなど、
指導担当について一緒に利用者さんの入浴介助、
食事介助などを行っていくのかと思っていましたが、
初日はフロアにいた15人以上の利用者さんに対して、
お茶出しをしたり、
トロミをつけて介助をしたりするのが最初の仕事となりました。

お茶出しの前には、
指導担当が利用者さんととりあえずお話ししてくださいと言われたので、
一人一人、話しかけて相手の名前を聞いて挨拶をして、
そこから少し会話を広げていくようにしました。

初めてお会いした利用者さんと会話するという経験を、
15人以上の方にするのは久しぶりで、
相手がどのような方かをまったく知らない方々に予想もせずに話すのは骨が折れました。

多くの方が気さくで、
快く答えてくれたので一人の方に時間をかけすぎてしまうと他の方に話しかけられないので、
頃良い時間で話を終えるようにしていきました。

③研修と現場は違う

研修では講師から理想的な介護をしてほしいと言われて納得した半面、
現場が忙しすぎたらそうも言っていられないのでは? 
という疑問が常にありましたが、
現場でOJTができないのを体感することで、
やっぱり現場は理想論だけでは回らないですよね、
と納得もしました。

理想論を蔑ろにしたいわけでは毛頭ないですが、
しかし現場で起こっている問題を一つ一つ解決していかないことには理想には到達できないため、
まずは先輩職員との連携を図りながら、
自分のできることを増やしていこうと肌で感じた次第です。

排泄道具の使い方も教わることなく、
教える人がいない中、利用者さんからはトイレに連れて行って欲しいという要望が出てきます。

先輩職員が来るまでもう少し待っていただけますかとお断りをした後、
先輩職員に確認してOKの指示が頂けたので、
お部屋に誘導してそこにあるもので対応をして、
その後先輩職員に報告して問題点を確認して、
そもそも先輩職員に同行するのが一番効率的なOJTなのでは、
と思わなくもないのですが、
人手が足りないという事情があるのでしょう。

新人としては許可を貰わない事には何をしていいのかも分からないため、
許可を貰いつつできることを探すことを今後も続けていかなくてはいいけません。

④利用者さんの顔と名前が一致しない

食堂でありがちなのが、
背中を向けている利用者さんの名前を知るためには、
座席表が必須だということです。

対面で挨拶して顔と名前を必死に一致させようとしている新人にとって、
利用者さんの顔が見えない背中側ではその方の特徴が殆どなくなってしまうため、
名前を思い出すきっかけが途絶えてしまいます。

現場ではお席によっては名前が書いてあるところもありますが、
利用者さんが剥がしてしまうこともあったりで、
シールがついていない席もあります。

車椅子に名前のシールが貼っている方なら名前を確認できますし、
トロミの方であれば介助によく入るので名前を比較的覚えやすいです。

ですがそれ以外の方、
お元気な方、ご自分で歩かれる方となると、
一気に判別しづらくなります。

どんな表情の方は何という名前の人で、
どこに気を付けなくてはいけないかというのを一切知らずに対応するという経験は、
この六年間、最初の新人の時を除いてなかったため、
精神的にもピリピリきました。

夕食時にリーダーさんが座席表をコピーして渡してくれたので、
座席表に間違いなく座っている利用者さんに関しては、
現場で確認しながら覚えていくしかないので、頑張ります。

早く顔と名前を一致させない事には、
介助を実際にするためにも、
他職員さんからの話を聞く際にもイメージが出来ない状態なので円滑に仕事ができません。

同期の新人さんから、
「顔と名前を一致させるために写真と名前の一覧表が欲しいですね」
と言われました。

激しく同意いたします。

ただでさえ利用者さんは80名を超える規模でいる上に、
職員も派遣スタッフ、
週に2回しか働かないスタッフなど連携を取るのが簡単ではない状態です。

新人が今後も入ってくるのを踏まえると、
利用者さんの顔と名前が載っている一覧表は必須といっていいでしょう。

⑤マニュアルがない

あるあるですが、
利用者さんの日々の状態、
ケアプランを作ってから一か月以上経ったりしたものは、
ケアプランと実際の援助が異なっていることが起こりえます。

最近、嚥下能力が落ちてきていて、
看護師さんに了解を得てトロミを更に入れましたとか、
今日は立位が不安定なので車椅子で食堂までお連れしましたなど、
日々変わっていく状態変化に適宜対応しながら、
「最近○○ですよね~」
という情報はケアプランにも反映されてなくて、
利用者さん毎にかつては作られたケア手順は、
現状にはそぐわないことが多々あります。

私の現場でもマニュアルがないから口頭で伝えるしかない、
あるいは、
過去申し送りでされたことを記録しているバインダーを見て欲しいと言われたので、
それを参照するのは当然ですが、
やはり利用者さん毎の情報がまとめられたものが欲しいと思うのは当然です。

現場では残業が全然できないようになっているらしく、
特に介護主任は残業をしないようにとお達しがきているそうです。

ではどうするかは今後の課題ですが、
どちらにせよ情報連携するのは必須であるわけで、
そのためにどうすればいいかは今後考えていきます。

以上、初日にしてバタバタ感満載で、
肉体的には入浴介助もしていなかったにも関わらず、
精神的に気疲れが多分にありました。

救われたのが、
そんな忙しい中でも現場の人間関係は良好に見えたことです。

先輩方は忙しい中にも丁寧に教えてくれる方ばかりだったので、
自分がそこで戦力になれば更に仲良くなれると思えました。

忙しい、情報連携が出来ていない現場であっても、
人間関係が大丈夫そうなら続けることができます。

頑張りましょう(‘ω’)